日本の医療保険制度の一つである後期高齢者医療制度

後期高齢者医療制度は、日本国内で複数ある医療保険制度のうちの一つです。
一般的に65歳以上になると高齢者に該当する年齢になり、そのなかでも前期高齢者と後期高齢者に分かれます。
後期高齢者とは75歳以上の方を指し、対象となる医療制度は後期高齢者医療制度が代表的です。
後期高齢者医療制度の対象には、65歳以上75歳未満の特定の障がいがある方も含まれています。
特定の障がいとは、身体障害者手帳の1級~3級を有している、身体障害者手帳の4級のうち、言語機能などに障がいがある、精神障害者保健福祉手帳1~2級を有していることなどです。
該当する障害があり後期高齢者医療制度への加入を考えている方は、各市区町村の窓口で申請する必要があります。

高齢になると身体機能が低下し、病気やケガのリスクも高まります。
その結果、若い世代と比べると必然的に医療費が高額になっていくことは明白です。
そして、日本では長年をかけて高齢化が進んでおり、老人医療費も増加の一途を辿っています。
後期高齢者医療制度は、このような急速に高齢化が進行している日本において、高齢者世代と現役世代の財源運営や費用負担を公平に保つことを目的として制定された制度です。

後期高齢者医療制度の加入手続きは特に取る必要はなく、年齢や身体状況などが対象となったときに自動的に後期高齢者医療制度に加入されます。
ただし、それまでに加入していた医療保険があれば、各脱退のための手続きは自身で行わなければなりません。
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